自分を信じるために、学びがあります。
心の底から、自分と自分の仕事を信じれるでしょうか?
本当の自信を得るために、必要な学びがあります。
入職して間もなくの頃の無力感は今でも新鮮に思い出せます。
僕が関わらなくても、よくなるのじゃないか?
自分のやっていることに自信を持てない。
何をやったらいいかもわからない。
なのに、勉強してもしっくりと自分の中にこない。
そんな中、これだと思えるものに出会えました。
しかし、簡単にはいかない現実がありました。
オステオパシーが与えてくれる感覚の広がりをどう生かしていくかに取り組むにつれ、
昨今の脳血管障害のあり方は少しずつ変わってきているように思われます。
このセミナーは脳卒中をはじめ、多くの運動障害をもつ方へのリハビリテーションにおいて、新たな視点を与えるものです。
・脳卒中など運動障害のリハビリテーション戦略における新たな観点を得られる。
・特殊な触診方法により、これまで培ってきたハンドリング技術にさらなる向上が期待できる。
・患者さんの代償動作に対する認知がより明確になり、そしてそれを抑制していくための筋膜的なアプローチを学べる。
・さらに筋膜と筋肉の関係をもちいることで、麻痺側を促通する方法を知ることができる。
・その促通方法を用いて、歩行動作や立ち上がり動作といった生活動作につなげていく方法を学ぶ。
筋膜がつながっているということは、今ではどこかしらで聞けるようになりました。
僕自身もこの事実を10年ほど前に知り、どう臨床で応用していくべきかを考え続けてきました。
そしてオステオパシーを通じて自己研鑽していく中で気づいたことがあります。
私たちは筋肉などに注目することはあっても筋膜の制限などにはほとんど注目がいきません。
しかし、筋肉は筋膜で包まれている。
当然筋膜が制限を受け、動きづらい状態になっているのなら、それに包まれている筋肉も十分な活動ができないはずです。
であるならば、普段私たちが行っている、
より良い姿勢、よりよい動作を促そうとする行為は、実は患者さんに努力を強いていることになってはいないだろうか?
正常なパターンを促しているつもりが、患者さんが、がんばった非効率な筋緊張パターンを作ってはいないだろうか?
このセミナーでは、そんな筋膜のつながりをはじめとする、
私たちが学校で習ったものとは少し違う解剖学的事実から
脳卒中の在り方、身体の在り方をとらえなおし、
患者さんがより効率的に動作を獲得し、
学習していくための新たな観点
を提示したいと思っております。
このセミナーは二日間で構成されています。
【1日目】
まず1日目には、膜のつながりから身体におよぼされている影響を考察し、それを脳血管障害にどう当てはめていくかを理解していただきます。
その上でどのように膜組織にアプローチしていったらいいか、その基本と応用を伝えていきます。
PROGRAM
・膜を考慮した身体のとらえ方(発生過程を参考に)
・脳血管障害への考察
・ICFでとらえる。
・身体の膜組織にたいするアプローチ
① 身体を層で扱う。(浅筋膜、深筋膜など)
② 筋膜を通して筋肉を触診する
③ 筋膜を通して骨を触診する
・身体の可動性を変える
① 足関節背屈の可動性
・膜の特徴を理解する
① 膜は引っ張れる。
② テンションをかけ、広げる。
③ テンションを扱う
④ 物体の容量をつかむ
・身体調整編
下肢の膜の可動性
① 足部
② 下腿、大腿
③ 下肢外側、内側
④ 臀部
上肢の膜の可動性
① 手部
② 前腕、上腕
③ 肩甲帯
・片麻痺の病態の基本
・禁忌・相対禁忌
【2日目】
2日目には、前日に理解していただいた膜の性質を応用して、今度は筋活動を促すための刺激をどう身体に与えていったらよいかを学びます。おそらく、これまでに経験したどの促通法よりも今まさに筋活動を促しているという実感をえることができるのではないかと思います。
PROGRAM
・促通編
膜の性質を促通に応用する。
上肢の促通
① 肩甲帯、上腕二頭筋の促通
② 三角筋、上腕三頭筋の促通
下肢の促通
① 下肢全体の支持性を作る。
② 下肢振り出し動作の促通
促通の応用
① 体幹筋の促通
② 注意点
動作の促通
① 座位、立位での重心の認知
② 立ち上がりの促通
③ 立位での体幹筋の促通
④ スタンスの促通
⑤ 歩行動作の促通
・実際の治療戦略
・統合と解釈
このセミナーへの申し込み・お問い合わせはJOPAホームページより受け付けております。
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